アーノルド・シュワルツェネッガーの映画作品

ミスター・ユニバースを5回、ミスター・オリンピアを7回獲得してボディビル界を制し、俳優転身後はアクション映画のみならずコメディ映画でも大成功を収めハリウッドNo.1の人気を手にしたアーノルド・シュワルツェネッガー。

日本ではシュワちゃんの愛称で親しまれ、2003年に政治家に転身。俳優復帰後の近年ではこれまでなかったようなシリアスな作品に挑戦するなど、年齢を重ねるごとに演じる役柄の幅を広げている。


SF超人ヘラクレス (1969)


原題:Hercules in New York
監督:アーサー・アラン・シーデルマン
脚本:オーブリー・ウィスバーグ
出演:アーノルド・スタング、アーノルド・ストロング(シュワルツェネッガー)、デボラ・ルーミス、ジェームズ・カレン
音楽:ジョン・バラモス
全米公開:1970年2月25日
日本公開:劇場未公開


シュワルツェネッガー記念すべき映画デビュー作

ゼウスの怒りに触れたヘラクレスが、現代のニューヨークに降臨して大冒険を繰り広げる荒唐無稽なB級アクション・コメディ。

イタリアでのテレビ放映のために作られた本作の製作費はたったの30万ドル。シュワルツェネッガーは、当時の芸名アーノルド・ストロングの名でタイトルロールのヘラクレス役を演じている。


ロング・グッドバイ (1973)


原題:The Long Goodbye
監督:ロバート・アルトマン
脚本:リイ・ブラケット
出演:エリオット・グールド、ニーナ・ヴァン・パラント、スターリング・ヘイドン、マーク・ライデル、ヘンリー・ギブソン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
全米公開:1973年3月7日
日本公開:1974年2月23日


レイモンド・チャンドラー原作『長いお別れ』をロバート・アルトマン監督が映画化したハードボイルド

友人の死をきっかけに事件に巻き込まれる探偵フィリップ・マーロウの活躍を描く。

レイモンド・チャンドラーの推理小説を、鬼才ロバート・アルトマンが映画化。音楽は、映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズが手掛けている。

シュワルツェネッガーはマーロウを脅すチンピラ役で出演。


ステイ・ハングリー (1976)


原題:Stay Hungry
監督:ボブ・ラフェルソン
脚本:チャールズ・ゲインズ
出演:ジェフ・ブリッジス、サリー・フィールド、アーノルド・シュワルツェネッガー、R・G・アームストロング、ロバート・イングランド
音楽:ブルース・ラングホーン
全米公開:1976年4月23日
日本公開:劇場未公開


ヘルスクラブを舞台にした青春コメディ

裕福な一家に育った青年クレーブは、一族の企業に入ることを拒みヘルスクラブ運営の道を選ぶが、そのクラブは開発者たちにより取り壊し計画が進められていた──。

ヘルスクラブで主人公クレーブが出会うボディビルダーのジョー役を演じたシュワルツェネッガーは、ジェフ・ブリッジスやサリー・フィールドなど達者な俳優陣にかこまれ、本作で初めて本格的な演技を披露。その演技が評価され、76年度ゴールデングローブ賞で最優秀新人男優賞を受賞した。


鋼鉄の男 (1977)


原題:Pumping Iron
監督:ジョージ・バトラー、ロバート・フィオレ
脚本:ジョージ・バトラー、チャールズ・ゲインズ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ルー・フェリグノ、フランコ・コロンボ
音楽:マイケル・スモール
全米公開:1977年1月18日
日本公開:1986年12月25日


シュワルツェネッガーがボディビルダーだった頃の姿を記録したドキュメンタリー

“ボディビル界伝説の男”シュワルツェネッガーを中心とした当時のボディビルダーのトレーニング風景などを記録したドキュメンタリー作品。


サボテン・ジャック (1979)


原題:Cactus Jack(The Villain)
監督:ハル・ニーダム
脚本:ロバート・G・ケイン
出演:カーク・ダグラス、アン=マーグレット、アーノルド・シュワルツェネッガー、ポール・リンド、フォスター・ブルックス
音楽:ビル・ジャスティス
全米公開:1979年1月20日
日本公開:劇場未公開


往年の大俳優カーク・ダグラスがドジな悪党に扮する異色の西部劇コメディ

カーク・ダグラスが、いつも失敗ばかりしている西部の悪党カクタス・ジャックに扮し、珍しくコミカルな演技に挑戦。シュワルツェネッガーは、カクタス・ジャックに対抗するカタブツの青年、ハンサム・ストレンジャー役を演じている。


Scavenger Hunt (1979)


原題:Scavenger Hunt
監督:マイケル・シュルツ
脚本:スティーブン・A・ヴェール、ヘンリー・ハーパー
出演:リチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ココ、スキャットマン・クロザース
音楽:ビリー・ゴールデンバーグ
全米公開:1979年12月21日
日本公開:劇場未公開


2億ドルの遺産を巡る騒動を描いたコメディ

ゲーム会社の社長が遺した2億ドルの遺産をめぐり催された“スカベンジャー・ハント”の騒動を描く。

シュワルツェネッガーは、1カットのみカメオ出演。


愛しのジェーン・マンスフィールド
(1980)


原題:The Jayne Mansfield Story
監督:ディック・ローリイ
脚本:チャールズ・デニス
出演:ロニ・アンダーソン、アーノルド・シュワルツェネッガー、レイモンド・バクテニカ、キャスリーン・ロイド
全米公開:1980年10月29日TV放送
日本公開:劇場未公開


女優ジェーン・マンスフィールドの半生を描いた
テレビ映画

1950年代にマリリン・モンローとともにセックス・シンボルとして人気を二分した女優ジェーン・マンスフィールドの半生を描く。

シュワルツェネッガーは、ジェーン・マンスフィールドの2番目の夫ミッキー・ハージティ役で出演。


コナン・ザ・グレート (1982)


原題:Conan the Barbarian
監督:ジョン・ミリアス
脚本:ジョン・ミリアス、オリバー・ストーン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、マックス・フォン・シドー、サンダール・バーグマン、ベン・デイヴィッドスン、マコ岩松
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
全米公開:1982年5月14日
日本公開:1982年7月17日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:3957万ドル
日本配給収入:2億2000万円
全世界興行収入:7911万ドル


ロバート・E・ハワードの人気小説を映画化した
一大巨編

太古の時代、謎の一団に目に前で両親を惨殺された少年コナンは囚われの身となり労働を強いられる。やがて逞しい剣士として成長したコナンは、復讐を胸に旅に出る──。

製作総指揮はイタリア出身の大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティス。監督・脚本はジョン・ミリアス。さらに、共同脚本にはオリバー・ストーン、特殊効果を『エイリアン』のニック・アルダーが手掛けるなど豪華な製作陣が揃ったシュワルツェネッガー本格初主演作。

突如現れまったく新しいタイプのヒーローを演じたシュワルツェネッガーの強烈な魅力に世界中が息をのみ、世界中で大ヒットを記録した。


キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2 (1984)


原題:Conan the Destroyer
監督:リチャード・フライシャー
脚本:ゲリー・コンウェイ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、トレイシー・ウォルター、サラ・ダグラス、ウィルト・チェンバレン、オリヴィア・ダボ、マコ岩松、グレース・ジョーンズ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
全米公開:1984年6月29日
日本公開:1984年8月11日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:3104万ドル
日本配給収入:7500万円


ヒット作『コナン・ザ・グレート』の続編

権力と富を欲するシャディザー国の女王タミラスは、手にした者に永遠の権力をもたらすという“眠れる神”ダゴスの魔法の角を探すようコナンに協力を求める。その見返りとして、命を落とした恋人バレリアを蘇らせると約束されたコナンは、ダゴスの角を手に入れるために仲間を従えて未知なる冒険の旅へと出発する。しかし、そこには女王タラミスの陰謀が隠されていた──。

コナンのハードな前半生を描いたシリアスな内容の前作から一転、中世ファンタジー風の娯楽作に路線を変更したことが一部不評を買ったものの前作に迫るヒットを記録。1984年の全米年間興収ランキングで27位となる健闘をみせた。


ターミネーター (1984)


原題:The Terminator
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、ポール・ウィンフィールド、ランス・ヘンリクセン
音楽:ブラッド・フィーデル
全米公開:1984年10月26日
日本公開:1985年5月25日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:3837万ドル
日本配給収入:5億3000万円
全世界興行収入:7837万ドル


ジェームズ・キャメロン監督の出世作となった
SFアクションの金字塔

機械と人類の果てしない戦争が繰り広げられる2029年の未来。人工知能スカイネットは、人類のリーダーであるジョン・コナーをいずれ産むことになるサラ・コナーの抹殺を目的に、1984年のロサンゼルスへ殺人サイボーグを送り込んだ──。

640万ドルという低予算で作られながら、ジェームズ・キャメロンの手腕により映画の面白さを存分に味わうことができる傑作に仕上がり、米『タイム』誌では1984年公開作品のベスト10に選出、興行的にも世界的なヒットを記録した。『コナン』シリーズで注目を集めていたシュワルツェネッガーは本作により人気を決定付け、その名を世界中に広めることになった。


レッドソニア (1985)


原題:Red Sonja
監督:リチャード・フライシャー
脚本:クライヴ・エクストン、ジョージ・M・フレイザー
出演:ブリジット・ニールセン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ポール・L・スミス、サンダール・バーグマン、アーニー・レイズ・Jr
音楽:エンニオ・モリコーネ
全米公開:1985年7月3日
日本公開:1987年12月5日
全米映画ランキング:初登場9位
全米興行収入:695万ドル


シュワルツェネッガーの出世作『コナン』シリーズの番外篇

悪の女王ゲドレンに村を焼き討ちにされ姉を殺された女戦士ソニアは、剣の修業を積み仲間とともに復讐の旅に出る──。

シュワルツェネッガーの出世作『コナン』シリーズの番外篇で、原作に登場するハイボリアの世界を舞台にした冒険ファンタジー。後にシルベスター・スタローンと結婚し、さらに離婚するブリジット・ニールセンが本作で主演デビューを飾った。シュワルツェネッガーは、ソニアをサポートするカリドー王役で出演。

評判は散々なものになり興行的にも振るわなかったが、出番が少なかったシュワルツェネッガーのキャリアを傷つけることなく、日本では1987年にひっそりと公開された。


コマンドー (1985)


原題:Commando
監督:マーク・L・レスター
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイ・ドーン・チョン、ダン・ヘダヤ、アリッサ・ミラノ、ヴァーノン・ウェルズ
音楽:ジェイムズ・ホーナー
全米公開:1985年10月4日
日本公開:1986年2月8日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:3510万ドル
日本配給収入:11億円
全世界興行収入:5749万ドル


元特殊部隊の隊長が娘を誘拐したテロ組織を相手に大暴れする痛快アクション

誘拐された娘の命と引き換えに、南米某国の大統領暗殺を強要された元特殊部隊隊長ジョン・メイトリックスは、テロリスト集団に反撃を開始する──。

当時絶頂期を迎えていたシルベスター・スタローンの『ランボー 怒りの脱出』に対抗するアクション映画として製作された本作。リアリティや無駄な考察など一切不要、シュワルツェネッガーのあまりの超人ぶりが清々しい究極のアクションを楽しむことができる。


ゴリラ (1986)


原題:Raw Deal
監督:ジョン・アーヴィン
脚本:ゲイリー・M・デュヴォア、ノーマン・ウェクスラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、キャスリン・ハロルド、ブランチ・ベイカー、サム・ワナメイカー、ダーレン・マクギャヴィン、ロバート・デヴィ
音楽:トム・バーラー
全米公開:1986年6月6日
日本公開:1986年9月6日
全米映画ランキング:初登場2位
全米興行収入:1620万ドル
日本配給収入:2億3700万円


シカゴ最大のファミリーに潜入する保安官の
活躍を描いたクライム・アクション

シカゴ最大のファミリーに息子を殺されたかつての上司からファミリーの壊滅を依頼された保安官マーク・カミンスキーは、別人ジョーイ・P・ブレナーとしてシカゴの暗黒街へ潜入する──。

『ターミネーター』や『コマンドー』に比べて若干地味な印象に仕上がった本作は、当時好意的な批評を集めたものの大ヒットには至らず、2013年に『ラストスタンド』が公開されるまでシュワルツェネッガー主演作の中でワースト興収作となっていた。


プレデター (1987)


原題:Predator
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ジム・トーマス、ジョン・トーマス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、カール・ウェザース、エルピディア・カリーロ、ビル・デューク、ジェシー・ベンチュラ、ソニー・ランダム、リチャード・チャベス、シェーン・ブラック
音楽:アラン・シルヴェストリ
全米公開:1987年6月12日
日本公開:1987年6月28日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:5974万ドル
日本配給収入:7億5000万円
全世界興行収入:9827万ドル


ジャングルに潜入した特殊部隊が正体不明の敵と戦いを繰り広げるSFアクションの傑作

捕虜となった政府要人を救出するため南米のジャングルに派遣されたコマンド部隊に突如何物かが襲いかかる──。

シュワルツェネッガー主演作として初めて全米興収5000万ドルを突破したヒット作。監督は後に『ダイ・ハード』を手掛けるジョン・マクティアナン。

批評的にも興行的にも成功した本作により、後にシュワルツェネッガー不在の続編や、番外編にあたる『エイリアン vs.プレデター』シリーズが製作された。


バトルランナー (1987)


原題:The Running Man
監督:ポール・マイケル・グレイザー
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マリア・コンチータ・アロンゾ、ヤフェット・コットー、リチャード・ドーソン、ジム・ブラウン、ジェシー・ベンチュラ
音楽:ハロルド・フォルターメイヤー
全米公開:1987年11月13日
日本公開:1987年12月12日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:3812万ドル
日本配給収入:5億5000万円


殺人サバイバル番組に挑む元警官の戦いを描いた近未来SFアクション

無実の罪で投獄された元警察官ベン・リチャーズは、命を懸けて追跡者から逃げる残虐なサバイバル番組『ランニング・マン』に出場させられる──。

全体的に漂う安っぽさと突き抜けたセンスを持つ敵役たちの存在が楽しい怪作。その珍妙な仕上がりが却ってカルト的な人気につながり、根強いファンに愛され続け絶大な支持を得ている。


レッドブル (1988)


原題:Red Heat
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ハリー・クライナー、ウォルター・ヒル、トロイ・ケネディ・マーティン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・ベルーシ、ピーター・ボイル、エド・オーロス、ジーナ・ガーション、リチャード・ブライト、ラリー・フィッシュバーン
音楽:ジェームズ・ホーナー
全米公開:1988年6月17日
日本公開:1988年9月17日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:3500万ドル
日本配給収入:5億3300万円


米ソふたりの刑事が協力して麻薬密売組織に
挑むバイオレンス・アクション

モスクワ市警のイワン・ダンコー大尉は麻薬密売組織のボス、ビクター・ロスタを追っていたが、あと一歩のところで相棒を殺されたうえ国外に逃げられてしまう。それから半年後、シカゴでビクターが逮捕されたという報告を受けたダンコーは身柄引取のために単身アメリカに渡るが──。

バディムービーの傑作『48時間』を手掛けたウォルター・ヒルの演出による、ソ連とアメリカの対照的なふたりの刑事の掛け合いが楽しく、シュワルツェネッガーらしい豪快なアクションも健在。

興行成績はスタジオの期待を下回るものになったが、本作でシュワルツェネッガーの出演料は大台の1000万ドルに達した。


ツインズ (1988)


原題:Twins
監督:アイバン・ライトマン
脚本:ウィリアム・デイヴィス、ウィリアム・オズボーン、ティモシー・ハリス、ハーシェル・ワイングロッド
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デビート、ケリー・プレストン、クロエ・ウェッブ、ボニー・バートレット、マーシャル・ベル
音楽:ジョルジュ・ドルリュー、ランディ・エデルマン
全米公開:1988年12月9日
日本公開:1989年8月5日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億1194万ドル
日本配給収入:12億4000万円
全世界興行収入:2億1661万ドル


シュワルツェネッガーとダニー・デビートが似ても似つかぬ双子を演じた大ヒットコメディ

政府の極秘実験により卓越した肉体と知能を得て生まれたジュリアスは、35歳の誕生日に双子の兄がいることを知り再会を果たすが──。

大きな体に似合わぬ可愛らしさを見せたシュワルツェネッガーと、ダメな双子の兄を茶目っ気たっぷりに演じたダニー・デビートの相性は抜群で、作品は大ヒットを記録。

シュワルツェネッガー主演作として初めて全米興収1億ドルを突破した作品であり、それまでアクション俳優としての実績しか持たなかったシュワルツェネッガー自身におけるキャリアの重要な節目にもなった。


トータル・リコール (1990)


原題:Total Recall
監督:ポール・バーホーベン
脚本:ロナルド・シュゼット、ダン・オバノン、ゲイリー・ゴールドマン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、シャロン・ストーン、レイチェル・ティコティン、ロニー・コックス、マイケル・アイアンサイド
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
全米公開:1990年6月1日
日本公開:1990年12月1日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億1941万ドル
日本配給収入:24億1200万円
全世界興行収入:2億6132万ドル


フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化したSFアクション大作

西暦2084年。火星の夢にとりつかれた一人の建設労働者が、自分の記憶が植え付けられたものであることを知り、本当の自分を探すため火星へ飛び立つ──。

ポール・バーホーベン監督が、フィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を独自のセンスで映画化。虚構と現実の判別がつかない物語をグロテスクな特撮技術と過剰なバイオレンスで描き、圧巻の超大作に仕上げた。

1990年時点で史上最高の制作費6500万ドルが投入されたことでも話題となり、世界中で圧倒的な大ヒットを記録した。


キンダガートン・コップ (1990)


原題:Kindergarten Cop
監督:アイバン・ライトマン
脚本:マーレイ・セーラム、ハーシャル・ウェイングロッド、ティモシー・ハリス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ペネロープ・アン・ミラー、パメラ・リード、リンダ・ハント、リチャード・タイソン
音楽:ランディ・エデルマン
全米公開:1990年12月21日
日本公開:1991年6月29日
全米興行収入:1億1723万ドル
全米映画ランキング:初登場2位
全米興行収入:9146万ドル
日本配給収入:8億円
全世界興行収入:2億196万ドル


幼稚園に潜入したタフガイ刑事が子供たちに
振り回されるアクション・コメディ

ロス市警のタフガイ刑事ジョン・キンブルは、凶悪犯の子どもが通う幼稚園に潜入することになるが──。

この頃のシュワルツェネッガーはまさに絶好調。当時爆発的ヒットを続けていた『ホーム・アローン』に阻まれボックスオフィスランキングでは2位デビューにとどまったものの、その後も息の長いヒットを続け、最終的には年間全米興収10位となる9146万ドル(現在の1億9896万ドル相当の興収:2022年3月時点の換算)を稼ぎ出した。


ターミネーター2 (1991)


原題:Terminator 2 Judgment Day
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック、アール・ボーエン、ジョー・モートン
音楽:ブラッド・フィーデル
全米公開:1991年7月3日
日本公開:1991年8月24日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:2億484万ドル
日本配給収入:57億5000万円
全世界興行収入:5億1984万ドル


シリーズ最高傑作との呼び声も高い大ヒット作

未来からタイムトラベルしてきたターミネーターの惨劇から10年後のロサンゼルス。10歳となったジョン・コナーのもとに、今度は2体のターミネーターが送り込まれてきた──。

前作を遥かに凌ぐスケールと圧巻のアクションによるシュワルツェネッガー最大のヒット作にして映画史に残る大傑作。

1991年時点で史上最高となる製作費1億ドルを投入し、全世界興収で5億ドル以上を稼ぎ出す破格の成功を収めた本作により、シュワルツェネッガーはついにマネーメイキングスターの頂点に登りつめた。


デーヴ (1993)


原題:Dave
監督:アイバン・ライトマン
脚本:ゲイリー・ロス
出演:ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーバー、フランク・ランジェラ、ケヴィン・ダン、ヴィング・レイムス、ベン・キングズレー、チャールズ・グローディン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
全米公開:1993年5月7日
日本公開:1993年8月28日
全米映画ランキング:初登場2位(最高位1位)
全米興行収入:6327万ドル


大統領と瓜二つの平凡な男の替え玉生活を描いたハートウォーミング・コメディ

大統領に瓜ふたつのデーヴは一夜限りの約束で影武者に雇われるが、大統領が脳卒中で倒れてしまい契約は延長されることに──。

監督はシュワルツェネッガー主演の『ツインズ』と『キンダガートン・コップ』を大ヒットに導いたアイバン・ライトマン。

シュワルツェネッガーは、オリバー・ストーンらとともに本人役でゲスト出演。


ラスト・アクション・ヒーロー (1993)


原題:Last Action Hero
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:デヴィッド・アーノット、シェーン・ブラック
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、オースティン・オブライエン、F・マーリー・エイブラハム、アンソニー・クイン
音楽:マイケル・ケイメン
全米公開:1993年6月18日
日本公開:1993年8月28日
全米映画ランキング:初登場2位
全米興行収入:5002万ドル
日本配給収入:12億円
全世界興行収入:1億3730万ドル


映画好きな少年が憧れのヒーローと映画の中の世界で大冒険を繰り広げるファンタジー・アクション

シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ジャック・スレイター』シリーズに夢中のダニーは、不思議なチケットの力によって映画の中の世界に吸い込まれてしまう──。

主人公たちが映画の世界と現実世界を行き来することで生まれるギャップをアクション、コメディ、パロディ、ファンタジーを交えて描きながら、名作映画の登場人物や有名俳優・ミュージシャンたちが実名で登場するなど小ネタも満載で、まるで映画の宝箱のようなサービス満点の作品。

ハリウッドの頂点を極めたシュワルツェネッガー自ら製作総指揮も務め、大人から子供まで楽しめる娯楽作として1993年のサマーシーズンの本命として公開されるも興行的にも批評的にも大惨敗。しかし、後に多くの根強いファンを獲得し、シュワルツェネッガーの代表作のひとつとして人気を集めている。


トゥルーライズ (1994)


原題:True Lies
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイミー・リー・カーティス、トム・アーノルド、ビル・パクストン、ティア・カレル、アート・マリック、チャールトン・ヘストン
音楽:ブラッド・フィーデル
全米公開:1994年7月15日
日本公開:1994年9月10日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億4628万ドル
日本配給収入:35億円
全世界興行収入:3億7888万ドル


常識破壊のエンターテインメント超大作

家庭では平凡なセールスマンと偽っているが、実はアメリカ政府の最高機密機関で諜報員を務めるハリー・タスカーに、家族と国家の危機が同時に訪れる──。

監督は『ターミネーター2』以来、シュワルツェネッガーと3度目のコンビとなるジェームズ・キャメロン。当時、映画史上最高額となる1億2000万ドルの製作費が費やされた。

ジェームズ・キャメロンの手腕が冴えまくった本作は、1994年の全米年間興収ランキングで『フォレスト・ガンプ/一期一会』『ライオン・キング』に次ぐ3位の大ヒットを記録。シュワルツェネッガーは前作『ラスト・アクション・ヒーロー』の汚名を見事に返上した。


ジュニア (1994)


原題:Junior
監督:アイバン・ライトマン
脚本:ケヴィン・ウェイド、クリス・コンラッド
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デビート、エマ・トンプソン、フランク・ランジェラ、パメラ・リード、アイダ・タートゥーロ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
全米公開:1994年11月23日
日本公開:1994年12月23日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:3676万ドル
日本配給収入:8億2000万円
全世界興行収入:1億843万ドル


シュワルツェネッガーが妊娠するという
アイデア一発で作られたコメディ

流産を防止する薬の研究開発をしていた科学者のアレックスは自らの体で実験を行い、男性でありながら妊娠することに成功するが──。

似ても似つかぬの双子が起こす騒動を描いた1988年の大ヒット作『ツインズ』の監督とキャストが再集結。コメディ作品としては高額な6000万ドルの製作費がつぎ込まれたが、全米興収3700万ドルと大苦戦。


イレイザー (1996)


原題:Eraser
監督:チャールズ・ラッセル
脚本:トニー・パーイヤー、ウォロン・グリーン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・カーン、ヴァネッサ・ウィリアムズ、ジェームズ・コバーン、ロバート・パストレッリ
音楽:アラン・シルヴェストリ
全米公開:1996年6月11日
日本公開:1996年8月3日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億130万ドル
日本配給収入:17億円
全世界興行収入:2億4230万ドル


重要証人の過去を抹消するスペシャリストの
活躍を描いた痛快アクション大作

重要証人の身の安全を守る証人保護プログラムの執行を行うジョン・クルーガーは、大手軍事企業の告発に踏み切った女性を保護すべく巨大な組織に立ち向かう──。

前作『ジュニア』が興行的に失敗したシュワルツェネッガーは、すぐさま得意のアクション映画に復帰。製作費1億ドルを投じ、数々の豪快なアクションシーンを盛り込んだ本作は、アクション映画を待ち望む多くのファンに迎えられ、世界中で大ヒットを記録した。


ジングル・オール・ザ・ウェイ (1996)


原題:Jingle All the Way
監督:ブライアン・レヴァント
脚本:ランディ・コーフィールド、ハリー・エルフォント、デボラ・カプラン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、シンバッド、リタ・ウィルソン、ジェイク・ロイド、フィル・ハートマン、ロバート・コンラッド
音楽:デヴィッド・ニューマン
全米公開:1996年11月16日
日本公開:1996年12月14日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:6059万ドル
日本配給収入:1億5000万円
全世界興行収入:1億2983万ドル


息子へのプレゼント探しに奮闘する父親の奮闘を描いたコメディ

運動器具会社の社長を務める仕事一筋のハワードは息子からの信頼を取り戻すため、クリスマスにターボマン人形を贈ることを約束する。しかし、人形はどこに行っても品切れ状態。なんとか人形を手に入れるためハワードは奮闘するが──。

クリスマスを題材に、シュワルツェネッガーがファミリー映画に進出。全米で6000万ドル以上を稼ぎ出すまずまずの成績を残した本作だが、かかった製作費は意外にも7500万ドルと高額で、製作費に見合うだけの成功を収めることはできなかった。


バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 (1997)


原題:Batman & Robin
監督:ジョエル・シュマッカー
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジョージ・クルーニー、クリス・オドネル、ユマ・サーマン、アリシア・シルヴァーストーン
音楽:エリオット・ゴールデンサール
全米公開:1997年6月20日
日本公開:1997年8月2日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億733万ドル
日本配給収入:7億円
全世界興行収入:2億3821万ドル


シュワルツェネッガーが敵役Mr.フリーズを演じた『バットマン』シリーズ第4弾

すべてを凍らせる氷の怪人Mr.フリーズは、悪女ポイズン・アイビーと手を組み、ゴッサム・シティを守ろうとするバットマンと相棒ロビンを窮地に追い込んでいく──。

3代目バットマンに扮したジョージ・クルーニーをはじめ、クリス・オドネル、アリシア・シルバーストーン、ユマ・サーマンなど豪華スターが出演。シュワルツェネッガーが『ターミネーター』以来の悪役を演じたことでも話題になったが、批評家からは酷評の嵐。興行的にも製作費1億2500万ドルに対して米国内の興収は1億733万ドルにとどまった。

本作の失敗により、当初予定されていたシリーズ第5弾の製作は中止となり、『バットマン』シリーズは2005年に『バットマン ビギンズ』としてリブートされることになった。


エンド・オブ・デイズ (1999)


原題:End of Days
監督:ピーター・ハイアムズ
脚本:アンドリュー・W・マーロウ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ガブリエル・バーン、ロビン・タニー、ケヴィン・ポラック、ロッド・スタイガー
音楽:ジョン・デブニー
全米公開:1999年11月24日
日本公開:1999年12月25日
全米映画ランキング:初登場3位
全米興行収入:6689万ドル
日本興行収入:31億4000万円
全世界興行収入:2億1199万ドル


地上への復活を目論むサタンに元刑事が
立ち向かうホラー風アクション

1999年12月のニューヨーク。地獄の扉が開かれ闇の支配者サタンが復活。元刑事で警備員のジェリコ・ケインは、世界の運命を握る女性とともにサタンの野望に立ち向かう──。

1億ドルという巨額の予算が投じられ、『T2』以来2度目となるガンズ・アンド・ローゼズによる主題歌も話題になったが、ジェームズ・キャメロンから本作の監督に推薦されたというピーター・ハイアムズの演出は凡庸で、作品の出来に合わせるかのようにアメリカでの興行成績はいまいちの結果に。しかし、米国外では好調なセールスを記録し、全世界興収が2億ドルを突破する予想以上の健闘をみせた。


シックス・デイ (2000)


原題:The 6th Day
監督:ロジャー・スポティスウッド
脚本:コーマック・ウィバリー、マリアンヌ・ウィバリー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、トニー・ゴールドウィン、ロバート・デュヴァル、マイケル・ラパポート、マイケル・ルーカー
音楽:トレヴァー・ラビン
全米公開:2000年11月17日
日本公開:2000年12月16日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:3460万ドル
日本興行収入:17億円
全世界興行収入:9609万ドル


知らぬ間に自分を複製された男がクローン人間を巡る陰謀に挑むSFアクション

バイオ技術の進歩により、クローン人間を作り出すことが出来る近未来。民間ヘリのパイロット、アダム・ギブソンはある日、家に戻るとそこにはもうひとりの自分がいた──。

クローン技術の倫理的問題や、クローン人間のアイデンティティなど興味深いテーマを扱いながらそれらの要素を活かしきれず、批評的にも興行的にも大失敗。8200万ドルの製作費に対して、全米興収はたったの3460万ドルに終った。


コラテラル・ダメージ (2002)


原題:Collateral Damage
監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:デイヴィッド・グリフィス、ピーター・グリフィス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、イライアス・コティーズ、フランチェスカ・ネリ、クリフ・カーティス、ジョン・レグイザモ、ジョン・タトゥーロ
音楽:グレーム・レヴェール
全米公開:2002年2月8日
日本公開:2002年4月20日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:4008万ドル
日本興行収入:10億円
全世界興行収入:7838万ドル


爆破テロに巻き込まれた消防士が国際テロ集団に立ち向かうアクション巨編

爆破テロにより、目の前で妻子を失った消防士が、犯人を捕らえる意志がない政府になり代わり、単身で国際テロリストが潜伏するコロンビアへと旅立つ──。

当初アメリカでは2001年10月5日の公開が予定されていたが、公開直前の9月11日に起きた同時多発テロの悲劇を考慮して公開を自粛。4ヶ月公開を遅らせて、2002年2月8日に全米公開された。待望の公開となったが、作品のテーマと娯楽性のバランスが悪かったためか批評家からの支持を得ることができず、興行的にも惨敗。全世界興収を合わせても製作費8500万ドルに達することができなかった。


ターミネーター3 (2003)


原題:Terminator 3 Rise of the Machines
監督:ジョナサン・モストウ
脚本:ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、クリスタナ・ローケン、ニック・スタール、クレア・デーンズ
音楽:マルコ・ベルトラミ
全米公開:2003年7月2日
日本公開:2003年7月12日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億5037万ドル
日本興行収入:82億円
全世界興行収入:4億3337万ドル


ジェームズ・キャメロン不在のシリーズ第3弾

T-1000との死闘から約10年、審判の日を回避し自身の使命を果たしたかに思えたジョン・コナーの前にまたも2体のターミネーターが現れた。1体は、未来にレジスタンスの幹部になる若者たちを抹殺しようとする最新型ターミネーターのT-X。そしてもう1体は、コナー親子をT-1000から守ったT-800と同じ容姿を持つT-850だった──。

アメリカ国内で1億5037万ドル、全世界で4億3337万ドルの大ヒットを記録したものの、2億ドルと言われる製作費とプロモーション費用を考えると興行的に成功したとはいえず、また作品自体の評判が芳しくないことから現在では一般的に失敗作と見なされている。

また、本作が公開中だった2003年8月6日に、シュワルツェネッガーはかねてより噂のあった次期カリフォルニア州知事選挙への出馬を米NBCテレビ『トゥナイト・ショー』の番組内で表明。その後見事当選を果たし、11月18日、第38代カリフォルニア州知事に就任。本作を最後に俳優としての活動を一旦終えることになった。


ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン (2003)


原題:The Rundown
監督:ピーター・バーグ
脚本:R・J・スチュワート、ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:ザ・ロック、ショーン・ウィリアム・スコット、ロザリオ・ドーソン、クリストファー・ウォーケン、ユエン・ブレムナー
音楽:ハリー・G=ウィリアムズ
全米公開:2003年9月26日
日本公開:2004年5月29日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:4773万ドル
全世界興行収入:8092万ドル


ザ・ロックがタフな賞金稼ぎを演じるアクション・アドベンチャー

アマゾンの奥地で実業家の息子を探し出す依頼を受けた賞金稼ぎが、秘宝をめぐる激しい攻防に巻き込まれる──。

シュワルツェネッガーは、クレジットなしで冒頭のワンシーンに出演。


80デイズ (2004)


原題:Around the World in 80 Days
監督:フランク・コラチ
脚本:デヴィッド・ティッチャー、デヴィッド・ベヌロ、デヴィッド・アンドリュー・ゴールドスタイン
出演:ジャッキー・チェン、スティーブ・クーガン、セシル・ドゥ・フランス、ジム・ブロードベント、ユエン・ブレムナー、ロブ・シュナイダー
音楽:トレヴァー・ジョーンズ、デイヴィッド・A・スチュワート
全米公開:2004年6月16日
日本公開:2004年11月6日
全米映画ランキング:初登場9位
全米興行収入:2400万ドル
全世界興行収入:7218万ドル


ジュール・ベルヌの名作冒険小説を巨額の製作費を投じて映画化したアドベンチャー大作

19世紀末のロンドン。王立科学アカデミー会員たちの物笑いの種になっていた発明家のフォッグは80日で世界を一周してみせるというとんでもない賭けを受けてしまう──。

古典的名作『80日間世界一周』でも映画化されたジュール・ベルヌの冒険小説をジャッキー・チェン主演で再度映画化。製作費には1億ドルを超える巨額が投じられた。

シュワルツェネッガーはイスタンブールの王子役でカメオ出演。


エクスペンダブルズ (2010)


原題:The Expendables
監督:シルベスター・スタローン
脚本:シルベスター・スタローン、デヴィッド・キャラハム
出演:シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ミッキー・ローク、ジゼル・イティエ、エリック・ロバーツ、スティーブ・オースティン
音楽:ブライアン・タイラー
全米公開:2010年8月13日
日本公開:2010年10月16日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:1億307万ドル
全世界興行収入:2億7447万ドル


ハリウッド史上最強のメンバーが奇跡の集結を
果たしたアクション大作

腕利きの傭兵部隊を率いるバーニー・ロスは、ある日CIAのチャーチと名乗る男から、南米の小島ヴィレーナの軍事独裁政権を破壊する依頼を受けるが──。

監督・脚本・主演を務めるスタローン自ら新旧アクションスターを集結させた本作は、公開3日間で3482万ドルを稼ぎ出す好成績で初登場1位を獲得。

当時カリフォルニア州知事に就任中のシュワルツェネッガーがカメオ出演し、スタローンと初共演を果たしたことでも話題になった。


エクスペンダブルズ2 (2012)


原題:The Expendables 2
監督:サイモン・ウェスト
脚本:シルベスター・スタローン、リチャード・ウェンク
出演:シルべスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、テリー・クルーズ、ランディ・クートゥア、リアム・ヘムズワース、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー、ユー・ナン、スコット・アドキンス
音楽:ブライアン・タイラー
全米公開:2012年8月17日
日本公開:2012年10月20日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:8503万ドル
日本興行収入:7億6200万円
全世界興行収入:3億543万ドル


人気アクションスターが再集結した
大ヒットシリーズ第2弾

バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機からのデータボックス回収の任務を引き受けた傭兵部隊が、旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる壮絶な戦いに巻き込まれる──。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム、チャック・ノリスという強力なメンバーを加え、前作では顔見せ程度の出演だったブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーもアクションシーンに本格参戦。勧善懲悪の娯楽大作として好評を得て、全世界で3億ドル以上の興収をあげる大ヒットを記録した。


ラストスタンド (2013)


原題:The Last Stand
監督:キム・ジウン
脚本:アンドリュー・クノアー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ロドリゴ・サントロ、フォレスト・ウィテカー、ピーター・ストーメア、エドゥアルド・ノリエガ、ザック・ギルフォード、ジェイミー・アレクサンダー
音楽:モグ
全米公開:2013年1月18日
日本公開:2013年4月27日
全米映画ランキング:初登場9位
全米興行収入:1205万ドル
日本興行収入:2億9000万円
全世界興行収入:4833万ドル


シュワルツェネッガー10年ぶりの主演復帰作

軍隊並みの手下を抱える麻薬王コルテスが護送中に脱走。メキシコ国境を目指し猛スピードの改造車でコルテスとその一味が町を通過すると知らされた老保安官レイは、逃亡を食い止めるべく立ち上がる──。

作品の評価が高く、10年ぶりのシュワルツェネッガー主演作としても注目を浴びていた本作だが、隠し子・離婚騒動でシュワルツェネッガーが世間の反感を買っていたためか、いざ全米公開されるとオープニング興収がわずか619万ドルとまさかの大コケ。全米トータル興収では、この時点でシュワルツェネッガーのキャリア最低の成績に終わった。


大脱出 (2013)


原題:Escape Plan
監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マイルズ・チャップマン、ジェイソン・ケラー
出演:シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・カヴィーゼル、ファラン・タヒール、エイミー・ライアン、サム・ニール、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィニー・ジョーンズ、50セント
音楽:アレックス・ヘッフェス
全米公開:2013年10月18日
日本公開:2014年1月10日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:2514万ドル
日本興行収入:7億円
全世界興行収入:1億3733万ドル


2大アクションスターが難攻不落の監獄から
脱獄を図るアクション・エンタテインメント

世界屈指のセキュリティ・コンサルタント、レイ・ブレスリンは、何者かの陰謀により脱獄不可能と言われる刑務所に収監される。自分を罠にかけた陰謀を暴くため脱出を決意するブレスリンだが、そこには囚人のボス、ロットマイヤーが立ちはだかる──。

多くの映画ファンが夢見たスタローンとシュワルツェネッガーの本格共演作。全米興収は期待外れな成績に終わったが、全世界興収では1億4000万ドルに迫るヒットを記録した。


サボタージュ (2014)


原題:Sabotage
監督:デヴィッド・エアー
脚本:スキップ・ウッズ、デヴィッド・エアー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、サム・ワーシントン、オリヴィア・ウィリアムズ、テランス・ハワード、ジョー・マンガニエロ、ジョシュ・ハロウェイ、ミレイユ・イーノス
音楽:デヴィッド・サーディ
全米公開:2014年3月28日
日本公開:2014年11月7日
全米映画ランキング:初登場7位
全米興行収入:1051万ドル
全世界興行収入:1751万ドル


アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を下敷きにしたバイオレンス・アクション

伝説的捜査官が率いる麻薬取締局の特殊チームが、麻薬カルテルがアジトに隠し持つ闇資金の強奪を決行。計画は成功するが隠した大金が消え、チームのメンバーがひとりずつ何者かに消されていく──。

監督に『エンド・オブ・ウォッチ』のデヴィッド・エアーを迎え、シュワルツェネッガーがかつてない善と悪の境界が曖昧なキャラクターに挑んだ意欲作。しかしマーケットからは完全に無視され、シュワルツェネッガー主演作のワースト興収記録を更新する残念な結果に終った。


エクスペンダブルズ3 ワールドミッション (2014)


原題:The Expendables 3
監督:パトリック・ヒューズ
脚本:シルベスター・スタローン、クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト
出演:シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ジェット・リー、ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ケラン・ラッツ、ロンダ・ラウジー、グレン・パウエル、ビクター・オルティス、ロバート・ダヴィ、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガー
音楽:ブライアン・タイラー
全米公開:2014年8月15日
日本公開:2014年11月1日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:3932万ドル
日本興行収入:6億9400万円
全世界興行収入:2億1466万ドル


規格外の豪華キャストが加わった人気アクションシリーズ第3弾

CIAより傭兵部隊を率いるバーニー・ロスに下された任務は、かつて共に部隊を結成した仲間で現在は悪に染まってしまったコンラッド・ストーンバンクスの捕獲作戦だった──。

ハリソン・フォード、メル・ギブソン、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスなど、信じられないような豪華キャストが新たに参戦。圧倒的なヒットが期待されたが、公開前にDVD品質の海賊版が500万回以上もダウンロードされたことや、レイティングをR指定からPG-13指定に下げたことによるアクション映画ファンのボイコット騒動などが影響し、全米興収では大苦戦。しかし、米国外では順調に売り上げを伸ばし全世界で2億ドル以上を稼ぎ出した。


マギー (2015)


原題:Maggie
監督:ヘンリー・ホブソン
脚本:ジョン・スコット・3
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、アビゲイル・ブレスリン、ジョエリー・リチャードソン、ダグラス・M・グリフィン、J・D・エバーモア
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
全米公開:2015年5月8日
日本公開:2016年2月6日
全米映画ランキング:初登場30位
全米興行収入:19万ドル


ゾンビ化していく娘を見守る父の苦悩を描いた
異色のゾンビ映画

感染するとゾンビ化するウイルスが蔓延する近未来。田舎町に住むウェイドの娘マギーは、外出禁止令を破り町に出てウイルスに感染してしまう──。

シュワルツェネッガーが自ら製作も手掛け、アクションを封印して新境地に挑んだ意欲作。

『リトル・ミス・サンシャイン』でわずか10歳にしてオスカー候補になった経歴を持つアビゲイル・ブレスリンがマギー役を演じている。


ターミネーター:新起動/ジェニシス
(2015)


原題:Terminator Genisys
監督:アラン・テイラー
脚本:レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、エミリア・クラーク、ジェイ・コートニー、マット・スミス、イ・ビョンホン、J・K・シモンズ
音楽:ローン・バルフ
全米公開:2015年7月1日
日本公開:2015年7月10日
全米映画ランキング:初登場3位
全米興行収入:8976万ドル
日本興行収入:27億4000万円
全世界興行収入:4億4060万ドル


シュワルツェネッガーがシリーズに復帰した
SFアクション第5弾

人類抵抗軍のリーダー、ジョンの母・サラを抹殺するため、未来から殺人サイボーグのターミネーターが送り込まれた。しかしそこには老いた同型のターミネーターが待ち受けていた──。

政界から俳優に復帰後、スキャンダルの影響でなかなか観客に受け入れられなかったシュワルツェネッガーが12年ぶりにシリーズに復帰した勝負作。

公開前から重要なネタバレを明らかにしたのが裏目に出たのか、『ターミネーター』シリーズをもってしてもアメリカではシュワルツェネッガーの人気復活には至らなかったが、全世界興収は4億4000万ドル以上を稼ぐ大ヒットを記録した。


アフターマス (2017)


原題:Aftermath
監督:エリオット・レスター
脚本:ハビエル・グヨン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス
音楽:マーク・トッド
全米公開:2017年4月7日
日本公開:2017年9月16日
全世界興行収入:84万ドル


実際に起こった飛行機事故をベースにした問題作

飛行機事故で妻子を失った男が事故を犯した航空管制官に復讐を企てる──。

本作は、2002年7月にドイツ南部にあるユーバーリンゲンの上空で実際に起こった空中衝突事故とその後に起こった事件をベースにした問題作で、ダーレン・アロノフスキーが製作を務めたことでも話題を集めた。

アメリカを含む世界のマーケットで積極的に売り出されなかった本作だが、シュワルツェネッガーの年齢を重ねるごとに深みを増したシリアスな演技により、見応えのある秀作に仕上がっている。


キリング・ガンサー (2017)


原題:Killing Gunther
監督:タラン・キラム
脚本:タラン・キラム
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、タラン・キラム、ボビー・モイニハン、ハンナ・シモン、コビー・スマルダーズ
音楽:ディノ・メネギン
全米公開:2017年10月20日
日本公開:2018年7月14日
全世界興行収入:20万ドル


暗殺者集団と最強のヒットマンとの攻防を描いたアクション・コメディ

伝説の暗殺者ガンサーを殺して世界一の称号を狙うブレイクは、凄腕の殺し屋たちを集めてチームを結成しガンサーを追跡するが、そんな彼らの上を行くガンサーからことごとく反撃を受けてしまう。激しさを増す戦いが続くなか、ブレイクはついに謎に包まれていたガンサーのアジトを発見するが──。

ブレイク役を演じたタラン・キラムは本作が監督デビューとなり、脚本と製作も兼任。タラン・キラムの妻で『アベンジャーズ』シリーズや『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』でもお馴染みのコビー・スマルダーズも出演しており、作品に華を添えている。


レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝 (2019)


原題:Viy 2: Journey to China (Iron Mask)
監督:オレッグ・ステプチェンコ
脚本:オレッグ・ステプチェンコ、アレクセイ・ペトルヒン
出演:ジェイソン・フレミング、ヤオ・シントン、アナ・チュリナ、ジャッキー・チェン、アーノルド・シュワルツェネッガー
日本公開:2021年10月29日
全世界興行収入:869万ドル


ドラゴンの秘宝を巡るアクション・アドベンチャー

ロシア皇帝から、ロシアから東の地図作成を命じられた英国地理学者のジョナサンは、謎の中国人とともに中国へ向かうが──。

本作は、ロシア映画界がハリウッドのスタッフを集めて製作したファンタジー・アドベンチャー『レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺』の続編にあたる作品で、『80デイズ』以来となるシュワルツェネッガーとジャッキー・チェンの共演が話題となった。

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で知られるジェイソン・フレミングが前作に続いて主人公ジョナサンを演じ、ルトガー・ハウアーやチャールズ・ダンスも出演している。


ターミネーター:ニュー・フェイト
(2019)


原題:Terminator: Dark Fate
監督:ティム・ミラー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー、ジャスティン・ロードス、ビリー・レイ
出演:リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レジェス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ
音楽:ジャンキーXL
全米公開:2019年11月1日
日本公開:2019年11月8日
全米映画ランキング:初登場1位
全米興行収入:6225万ドル
日本興行収入:23億5000万円
全世界興行収入:2億6112万ドル


ジェームズ・キャメロンがシリーズに復帰した
『T2』の正統な続編

自動車工場で働く女性ダニーは、ある日突然、未来から来たターミネーターに襲われるが、同じく未来から送り込まれた強化型兵士グレースに窮地を救われる。ターミネーターが執拗な追跡を続けるなか、伝説の戦士サラ・コナーが彼らの前に現れる──。

『ターミネーター2』の直接的な続編として仕切り直された本作には、シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作として関わり、さらにシュワルツェネッガーのみならずサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが復帰したことでも話題を集めた。

全世界待望の公開となったが、蓋を開けてみるとストーリー展開には新鮮味がなく、公開初週こそ日米ともに1位を獲得したものの、批評的にも興行的にも大惨敗を喫した。