『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』『シックス・センス』など、数多くのヒット作で知られる俳優ブルース・ウィリス。
1980年代以降ハリウッド映画界のど真ん中を走り続けてきたブルース・ウィリスだが、2022年3月、失語症の診断を受けたため俳優業から身を引くことが明らかになった。
世界中の映画ファンからは別れを惜しむ声が相次いているが、そんなブルース・ウィリスの功績を称えるべく、ブルース・ウィリス出演作品の全米興行収入を振り返る。(カメオ・ゲスト出演は除外)
※インフレ調整は、チケット価格の上昇を勘案した2022年4月時点の推計。
20位 ラスト・ボーイスカウト |
5951万ドル
原題:The Last Boy Scout
監督:トニー・スコット
脚本:シェーン・ブラック
出演:ブルース・ウィリス、デイモン・ウェイアンズ、チェルシー・フィールド、ダニエル・ハリス、ノーブル・ウィリンガム、ハル・ベリー
音楽:マイケル・ケイメン
全米公開:1991年12月13日
全米興行収入:5951万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億2980万ドル
私立探偵と元フットボール選手のふたりがフットボール賭博に関わる殺人事件に挑むアクション大作。ブルース・ウィリスが演じるのは、かつて大統領のボディーガードだった私立探偵ジョー・ハレンベック。陰謀に巻き込まれ、フットボールのスター選手だったジミーとともにに事件の真相を探る。
脚本は『リーサル・ウェポン』のシェーン・ブラック。脚本は数社が競った末、当時の史上最高額である175万ドルでゲフィンが買い取った。監督は『トップガン』のトニー・スコットで、製作は『コマンドー』『リーサル・ウェポン』『プレデター』『ダイ・ハード』のジョエル・シルバー。屈折した人間臭さを見せるブルース・ウィリスの魅力が際立ち、デイモン・ウェイアンズとの掛け合いも絶妙。アクション映画ファンから高い評価を集めている。
19位 フィフス・エレメント |
6382万ドル
原題:The Fifth Element
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
出演:ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、イアン・ホルム、クリス・タッカー
音楽:エリック・セラ
全米公開:1997年5月9日
全米興行収入:6382万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億2700万ドル
地球存亡の危機に立ち向かう謎の美女と元宇宙連邦特殊部隊員の活躍を描いたSFアドベンチャー大作。ブルース・ウィリスが演じるのは、元宇宙連邦軍特殊部隊のタクシー運転手コーベン・ダラス。空から降ってきた謎の美女と出会ったことから世界を守る戦いに巻き込まれる。
リュック・ベッソン監督が20年間温めた企画を9000万ドルという巨額を投じて完成させた世界観は圧巻。世界中でヒットを記録し、今なお根強いファンから支持され続けている。
18位 LOOPER/ルーパー |
6649万ドル
原題:Looper
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
出演:ブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、エミリー・ブラント、 ポール・ダノ、 ジェフ・ダニエルズ
音楽:ネイサン・ジョンソン
全米公開:2012年9月28日
全米興行収入:6649万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:7659万ドル
現代の自分と未来の自分がスリリングな追跡劇を繰り広げる新感覚タイムトラベル映画。ブルース・ウィリスが演じるのは、30年後の未来から現代にやってきたオールド・ジョー。未来の犯罪王になる少年をめぐり、若き日の自分と対決する。
2012年に公開されると、批評家からの圧倒的な支持を受けて全米興収ランキングで2位に初登場。その後も息の長い興行を続け、製作費の2倍以上の興収を稼ぎ出した。監督は、後に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)で賛否を巻き起こしたライアン・ジョンソン。
17位 ダイ・ハード/ラスト・デイ |
6735万ドル
原題:A Good Day to Die Hard
監督:ジョン・ムーア
脚本:スキップ・ウッズ
出演:ブルース・ウィリス、ジェイ・コートニー、セバスチャン・コッホ、ラシャ・ブコヴィッチ、コール・ハウザー、ユーリヤ・スニギル
音楽:マルコ・ベルトラミ
全米公開:2013年2月14日
全米興行収入:6735万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:7596万ドル
ブルース・ウィリスの出世作として知られる『ダイ・ハード』シリーズの第5弾。世界一運の悪い男ジョン・マクレーンが、疎遠になっていた息子を救うためにモスクワへ乗り込み、またもトラブルに巻き込まれる。
2007年公開の『ダイ・ハード4.0』に続く待望のシリーズ続編となったが、批評家・観客ともに評価を得られず、9200万ドルの製作費に対しアメリカ国内での興収は6735万ドルにとどまった。
16位 キッド | 6969万ドル
原題:The Kid
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:オードリー・ウェルズ
出演:ブルース・ウィリス、スペンサー・ブレスリン、エミリー・モーティマー、リリー・トムリン
音楽:マーク・シャイマン
全米公開:2000年6月25日
全米興行収入:6969万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億1856万ドル
8歳の自分と出会った中年男が、子供の頃の夢を思い出し人生を見つめ直していく感動のファンタジードラマ。ブルース・ウィリスが演じるのは、独身のイメージコンサルタント、ラス・デューリッツ。ある日、出会った少年がかつての自分であることに気づき愕然とする──。
アクション映画以外でも活躍するブルース・ウィリスが、ファンタジー映画の分野でも好演を見せ、アメリカ国内で7000万ドルに迫る興収を記録した。
15位 シン・シティ | 7410万ドル
原題:Sin City
監督:ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
脚本:ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
出演:ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ、ジョシュ・ブローリン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ロザリオ・ドーソン、ブルース・ウィリス、エヴァ・グリーン
音楽:ジョン・デブニー、グレーム・レヴェル、ロバート・ロドリゲス
全米公開:2005年4月1日
全米興行収入:7410万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億601万ドル
アメコミ界の鬼才フランク・ミラーのグラフィックノベルを実写映画化したクライムアクション。憎しみと裏切りが渦巻くシン・シティでいくつもの物語が描かれる。ブルース・ウィリスが演じるのは、額にXの傷跡を持つ老刑事ジョン・ハーティガン。幼女連続強姦殺人魔から美しいダンサーを救おうと奮闘する。
極度にコントラストを強調したモノクロ映像に一部カラーを挿入するという斬新な映像でコミックの世界観を完全再現。暴力的で刺激的な内容ながら多くの観客を集め、2014年には続編『シン・シティ 復讐の女神』が公開された。
14位 ダイ・ハード | 8168万ドル
原題:Die Hard
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ジェブ・スチュアート、スティーヴン・E・デ・スーザ
出演:ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、アレクサンダー・ゴドノフ、ボニー・ベデリア、ウィリアム・アザートン
音楽:マイケル・ケイメン
全米公開:1988年7月15日
全米興行収入:8168万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億8139万ドル
武装したテロリストに乗っ取られた日本企業の高層ビルを舞台に、たった一人で事件に挑む刑事の活躍を描いた歴史的傑作。ブルース・ウィリスが演じるのは、別居中の妻に会うためロサンゼルスにやってきた刑事ジョン・マクレーン。
あらゆる要素が完璧に構成された脚本に加え、ジョン・マクティアナン監督による見事な演出は、本作以降のアクション映画に多大なる影響を与えた。本作の成功によりブブルース・ウィリスはハリウッドで最も稼ぐ俳優の一人となり一躍スターとしての地位を確立した。
13位 エクスペンダブルズ2 |
8503万ドル
原題:The Expendables 2
監督:サイモン・ウェスト
脚本:シルベスター・スタローン、リチャード・ウェンク
出演:シルべスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、テリー・クルーズ、ランディ・クートゥア、リアム・ヘムズワース、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー、ユー・ナン、スコット・アドキンス
音楽:ブライアン・タイラー
全米公開:2012年8月17日
全米興行収入:8503万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:9795万ドル
人気アクションスターが集結したシルべスター・スタローン主演の大ヒットシリーズ第2弾。バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機からのデータボックス回収の任務を引き受けた傭兵部隊が、旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる壮絶な戦いに巻き込まれる──。ブルース・ウィリスが演じるのは、CIAに属する本名不詳の男チャーチ。再び傭兵部隊“エクスペンダブルズ”に任務を持ちかける。
本作では、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、チャック・ノリスという強力なメンバーを新たに加え、前作では顔見せ程度の出演だったブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーもアクションシーンに本格参戦。アクション映画ファンから圧倒的な支持を集め、全米映画興収ランキングで2週連続首位を獲得するヒットを記録した。
12位 RED/レッド | 9038万ドル
原題:Red
監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
出演:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチ、リチャード・ドレイファス、メアリー=ルイーズ・パーカー、アーネスト・ボーグナイン、カール・アーバン
音楽:クリストフ・ベック
全米公開:2010年10月15日
全米興行収入:9038万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億503万ドル
突如、謎の暗殺部隊に命を狙われた元CIAエージェントが、真相を探るべく昔の仲間たちと決死の戦いに挑む豪華キャスト競演の痛快アクション。ブルース・ウィリスが演じるのは、元CIAの腕利きエージェントであったフランク・モーゼズ。
タイトルとなっているREDは「Retired Extremely Dangerous(引退した超危険人物)」を略したコードネーム。激しいアクション映画でありながら、テンポの良さと軽いノリが受けて手堅いヒットを記録。2013年には続編『REDリターンズ』が公開された。
11位 アンブレイカブル | 9499万ドル
原題:Unbreakable
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン、スペンサー・トリート・クラーク
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
全米公開:2000年11月22日
全米興行収入:9499万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億6122万ドル
不死身の男をめぐる謎と陰謀を描いた衝撃のスリラー。ブルース・ウィリスが演じるのは、悲惨な列車事故から無傷で生還した男デヴィッド・ダン。突如、デヴィッドの前に現れた謎の男イライジャが信じるように、彼は不滅な肉体を持つ特別な存在なのか──。
驚愕のトリックで世界中を震撼させた『シックス・センス』(1999年)のブルース・ウィリスとМ・ナイト・シャマラン監督が再結集。またも予想不可能な衝撃作として大きな話題を呼んだ。
10位 ダイ・ハード3 | 1億1万ドル
原題:Die Hard: With a Vengeance
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ジョナサン・ヘンズリー
出演:ブルース・ウィリス、ジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソン、サム・フィリップス
音楽:マイケル・ケイメン
全米公開:1995年5月19日
全米興行収入:1億1万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:2億1083万ドル
『ダイ・ハード』シリーズ第3弾。ブルース・ウィリスが演じるのは世界一運の悪い男ジョン・マクレーン。前2作はクリスマスの閉鎖された場所が舞台となっていたが、本作では夏のニューヨークに舞台を移し、相棒のゼウスと連続爆弾テロに立ち向かう。
アメリカでは1億ドル以上を稼ぐ大ヒットを記録し、年間10位にランクイン。全世界では3億6610万ドルの興収となり『トイ・ストーリー』に次ぐ2位となった。
9位 パルプ・フィクション | 1億793万ドル
原題:Pulp Fiction
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、ブルース・ウィリス
音楽:カリン・ラクトマン
全米公開:1994年10月14日
全米興行収入:1億793万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:2億3640万ドル
ギャングのボス、マーセルスを軸に、盗まれたトランクケースを取り戻そうとする二人組のギャング、マーセルスの妻、落ち目のボクサーたちの物語をトリッキーに収束した傑作群像劇。ブルース・ウィリスが演じるのは、マーセルスからの八百長試合を裏切る落ち目のボクサー、ブッチ・クーリッジ。
第47回カンヌ国際映画祭で最高賞に輝き、アカデミー賞では脚本賞を受賞。クエンティン・タランティーノ監督の名を一躍世界に知らしめるとともに一大ブームを巻き起こした。
8位 ミスター・ガラス | 1億1105万ドル
原題:Glass
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、アニャ・テイラー=ジョイ、サラ・ポールソン
音楽:ウェスト・ディラン・ソードソン
全米公開:2019年1月18日
全米興行収入:1億1105万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億1117万ドル
M.ナイト・シャマラン監督がブルース・ウィリス主演で送り出した『アンブレイカブル』(2000年)のその後を描いた衝撃のサスペンス・スリラー。フィラデルフィアのある施設に研究のため集められた3人の男たち、果たして彼らは人間を超える存在なのか──。ブルース・ウィリスが演じるのは、不死身の肉体と悪を感知する能力を持つ男デヴィッド・ダン。
『アンブレイカブル』と『スプリット』(2017年)の世界を融合させた異例の続編となった本作。批評家からの支持はイマイチなものになったが、多くの観客の支持を得て興行的には大成功を収めた。
7位 ダイ・ハード2 | 1億1732万ドル
原題:Die Hard 2
監督:レニー・ハーリン
脚本:ダグ・リチャードソン、スティーヴン・E・デ・スーザ
出演:ブルース・ウィリス、ウィリアム・サドラー、フランコ・ネロ、ウィリアム・アザートン、ジョン・エイモス、ロバート・パトリック
音楽:マイケル・ケイメン
全米公開:1990年7月4日
全米興行収入:1億1732万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:2億5494万ドル
アクション映画の金字塔となった傑作の続編。ブルース・ウィリスがジョン・マクレーンを再び演じた。シリーズ2作目では、ワシントン・ダレス国際空港でテロリスト一味を相手に大奮闘する。
監督は後にシルベスター・スタローン主演の『クリフハンガー』も大ヒットさせる当時まだ新鋭のレニー・ハーリン。圧倒的スケールと迫力でシリーズ前作を上回る大ヒットを記録した。
6位 G.I.ジョー バック2リベンジ |
1億2252万ドル
原題:G.I. Joe: Retaliation
監督:ジョン・M・チュウ
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
出演:ドウェイン・ジョンソン、ブルース・ウィリス、チャニング・テイタム、イ・ビョンホン、レイ・パーク
音楽:ヘンリー・ジャックマン
全米公開:2013年3月29日
全米興行収入:1億2252万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億3820万ドル
フィギュアやコミック、アニメとして人気を集めた『G.I.ジョー』の映画化第2弾。テロ組織コブラの攻撃により孤立無援の状態に陥ったG.I.ジョーのメンバーが、強力な助っ人を味方に反撃を開始する。ブルース・ウィリスが演じるのは、初代ジョーと呼ばれる司令官ジョー・コルトン司令官。
アメリカでは、1億5020万ドルを稼いだシリーズ前作に迫るヒットを記録した。
5位 ダイ・ハード4.0 | 1億4529万ドル
原題:Live Free or Die Hard
監督:レン・ワイズマン
脚本:マーク・ボンバック
出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、マギー・Q、シリル・ラファエリ、ケヴィン・スミス
音楽:マルコ・ベルトラミ
全米公開:2007年6月27日
全米興行収入:1億4529万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:1億7931万ドル
全米を襲うサイバーテロ集団と戦う『ダイ・ハード』シリーズ第4弾。ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンが12年ぶりに復帰し、ハードなアクションを魅せる。
シリーズ新作を待ち望んだ多くの観客や批評家からも好評を得て世界中でヒットを記録し、シリーズの人気の高さを証明した。インフレ率を勘案しなければ『ダイ・ハード2』を超えるシリーズ最高の興行成績を誇っている。
4位 ベイビー・トーク | 1億4009万ドル
原題:Look Who’s Talking
監督:エイミー・ヘッカーリング
脚本:エイミー・ヘッカーリング
出演:カースティ・アレイ、ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス
音楽:デイヴィッド・キティ
全米公開:1989年10月13日
全米興行収入:1億4009万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:3億1949万ドル
意志を持った赤ちゃんの視点から大人たちのドタバタ劇を描いたコメディ。シングルマザーのモリーは、能天気なタクシー運転手ジェームズに生まれたばかりのマイキーを預けて、理想のパートナー探しに奮闘する。そんなモリーをよそに、ジェームズとマイキーはすっかり意気投合するが──。ブルース・ウィリスが赤ちゃんマイキーの心の声を演じて話題となった。
主演を務めるカースティ・アレイとジョン・トラボルタの相性抜群の面白さに加え、ブルース・ウィリスの起用も功を奏し全米で大ヒットを記録。本作の成功を受けて2本の続編『ベイビー・トーク2 リトル・ダイナマイツ』(1990年)『ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー』(1993年)が製作された。
3位 森のリトル・ギャング | 1億5502万ドル
原題:Over the Hedge
監督:ティム・ジョンソン、キャリー・カークパトリック
脚本:レン・ブラム、ローン・キャメロン、デヴィッド・ホセルトン、キャリー・カークパトリック
出演:ブルース・ウィリス、ギャリー・シャンドリング、スティーヴ・カレル、ワンダ・サイクス、ウィリアム・シャトナー、アヴリル・ラヴィーン
音楽:ハンス・ジマー、ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
全米公開:2006年5月19日
全米興行収入:1億5502万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:2億1703万ドル
ドリームワークス製作によるフルCGアニメ。冬眠から目覚めた動物たちが目にしたのは、失われた森とそこに広がる住宅地。大切な森を奪われた仲間たちは、最悪の敵である人間たちに勝負を挑む。ブルース・ウィリスが吹き替えを務めたのは、食料に困った動物たちの前に現れる流れ者のアライグマRJ。
高レベルな映像表現と豪華声優陣が公開前から話題を呼び、アメリカでは年間8位にランクイン。全世界で3億3600万ドルを稼ぎ出した。
2位 アルマゲドン | 2億158万ドル
原題:Armageddon
監督:マイケル・ベイ
脚本:ジョナサン・ヘンズリー、J・J・エイブラムス
出演:ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ウィル・パットン、スティーヴ・ブシェミ、マイケル・クラーク・ダンカン、オーウェン・ウィルソン、ビリー・ボブ・ソーントン
音楽:トレヴァー・ラビン、ジョージ・マッセンバーグ
全米公開:1998年7月1日
全米興行収入:2億158万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:3億9413万ドル
小惑星の接近により滅亡の危機に陥った地球を救うため宇宙に旅立つ男たちの活躍を描いたSFスペクタクル巨編。ブルース・ウィリスが演じるのは石油採掘のスペシャリスト、ハリー・スタンパー。地球を救うため仲間たちと小惑星破壊の任務に挑む。
全米で公開されるや否や世代を超えた幅広い層に支持され、年間全米興収ランキングでは『タイタニック』に次ぐ堂々2位となる大ヒットを記録。ヒロインを演じたリヴ・タイラーの父親スティーヴン・タイラー率いるエアロスミスによる主題歌『ミス・ア・シング(I Don’t Want to Miss a Thing)』も全米ヒットチャートで4週連続1位を獲得する大ヒット曲になった。
1位 シックス・センス | 2億9351万ドル
原題:The Sixth Sense
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ、トニ・コレット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
全米公開:1999年8月6日
全米興行収入:2億9351万ドル
インフレ調整後の全米興行収入:5億2804万ドル
死者が見える少年と心に傷を負った精神科医の交流を描いたサスペンス・ホラーの傑作。ブルース・ウィリスが演じるのは、ハーレイ・ジョエル・オスメント演じる少年コールと心を通わす精神科医マルコム・クロウ。
監督は後に『アンブレイカブル』(2000年)『ミスター・ガラス』(2019年)でもブルース・ウィリスとタッグを組むM・ナイト・シャマラン。予想もつかない衝撃の展開に世界を騒然とさせ、ブルース・ウィリスのキャリア最高のヒット作となった。
21位〜50位の作品
21位 | 永遠に美しく… | 5842万ドル |
22位 | 隣のヒットマン | 5726万ドル |
22位 | 12モンキーズ | 5714万ドル |
24位 | ジャッカル | 5496万ドル |
25位 | REDリターンズ | 5326万ドル |
26位 | ベイビー・トーク2 リトル・ダイナマイツ | 4661万ドル |
27位 | ムーンライズ・ キングダム | 4551万ドル |
28位 | コップ・アウト 刑事した奴ら | 4488万ドル |
29位 | ティアーズ・オブ・ ザ・サン | 4363万ドル |
30位 | バンディッツ | 4152万ドル |
31位 | マーシャル・ロー | 4093万ドル |
32位 | ノーバディーズ・ フール | 3945万ドル |
33位 | ブラインド・デート | 3932万ドル |
34位 | サロゲート | 3858万ドル |
35位 | 16ブロック | 3690万ドル |
36位 | ホステージ | 3464万ドル |
37位 | デス・ウィッシュ | 3402万ドル |
38位 | マーキュリー・ ライジング | 3298万ドル |
39位 | ストーリー・オブ・ラブ | 2710万ドル |
40位 | グラインドハウス | 2503万ドル |
41位 | スリー・リバーズ | 2380万ドル |
42位 | パーフェクト・ ストレンジャー | 2376万ドル |
43位 | ラッキーナンバー7 | 2250万ドル |
44位 | 薔薇の素顔 | 1975万ドル |
45位 | ジャスティス | 1908万ドル |
46位 | 愛を殺さないで | 1902万ドル |
47位 | ラストマン・ スタンディング | 1812万ドル |
48位 | ハドソンホーク | 1722万ドル |
49位 | 隣のヒットマンズ 全弾発射 | 1632万ドル |
50位 | ビリー・バスゲイト | 1557万ドル |