スタローン『ロッキー4/炎の友情』のディレクターズ・カット版を制作中!

2020年8月31日更新

スタローンのインスタグラム(@TheSlyStallone)より

かねてから話題となっていた『ロッキー4/炎の友情』(1985年)のディレクターズ・カット版について、シルベスター・スタローンが自身のインスタグラムで、「公開35周年を迎える『ロッキー4/炎の友情』のディレクターズ・カット版を制作中だ。これまでのところとても素晴らしい。魂がこもっている。」と改めて投稿した。

シリーズ最高のヒット作となった『ロッキー4/炎の友情』が、35年の時を経てどのように蘇るのか?期待は高まるばかりだが、とにかく続報を待つしかない!


『ロッキー4/炎の友情』(1985年)


かつて世界タイトル戦で争ったロッキーと熱い友情で結ばれたアポロは、周囲の反対を押し切りソ連最強のボクサー、イワン・ドラゴと対戦するが、リングの上で命を落としてしまう。復讐に燃えるロッキーは、敵地モスクワに乗り込み、観客の激しい憎悪が待つリングで死闘を繰り広げる──。

シリーズ4作目でスタローンは、『ロッキー』を象徴するビル・コンティの音楽を封印。全編をロック調の音楽を中心にMTV的な演出でまとめ、人間ドラマに重きを置いた前作までとは異る荒唐無稽でキャッチーな作風に仕上げた。

当然、批評家からの評判は最悪なものとなったが、「アメリカン・ドリームを象徴する男」として当時絶好調だったスタローンの人気は凄まじく、作品は多くの観客に大歓迎で迎えられた。

監督・脚本・主演はスタローン。全米興行収入は1億2787万ドルを誇る。(現在の3億2373万ドル相当の興収:2020年9月時点の換算)