2014年8月18日更新
公開前にDVD品質の海賊版が流出し500万回以上もダウンロードされたことや、客層を広げるためにレイティングをR指定からPG-13指定に下げたことによるコアなアクション映画ファンのボイコット騒動など、作品の評判以外の要因で興行的に不安視されていた『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』が2014年8月15日ついに全米公開された。
3221館の拡大公開に打って出るも、公開初日の興収は僅か588万ドルという苦しい出だしで、そのまま勢いに乗れぬまま週末オープニング興収(8月15日~17日)でも巻き返しならず、1620万ドルのシリーズ最低記録でまさかの4位発進となった。
次週には、『シン・シティ』の続編『シン・シティ 復讐の女神』(オープニング興収予想1500万ドル)、クロエ・グレース・モレッツ主演の『If I Stay』(オープニング興収予想1900万ドル)の公開が控えており、依然好調な『ミュータント・タートルズ』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の存在を考えると、公開2週目でさらに売り上げを落とすことが予想される。
9000万ドルといわれる製作費を米国内だけで回収するのはほぼ不可能となったが、米国外でも集客力があるシリーズだけに全世界興収での健闘が期待される。